フットボールツーリズムで四国巡礼。お遍路さん、はじめてみませんか?

第48番西林寺 J旅

第48番西林寺

「フットボールツーリズム(サッカーツーリズム)」という言葉をご存知でしょうか。サッカー好きの中には、地元のチームをホームスタジアムで応援するだけでなくアウェイまで足を運び愛するチームを応援するサポーターも少なくありません。フットボールツーリズムは、そんなサポーターたちがサッカー観戦を通じて各地の観光やグルメも楽しむ旅の楽しみ方です。

2017シーズンのJリーグでは、J1~J3まで54のクラブが参加。南は沖縄から北は北海道まで、全国各地にJクラブがあります。我らが愛媛FCが所属するJ2にも、22クラブが参加。県外21の地域からサポーターがやってきてくれます。そんなサポーターの皆さんの参考になるよう、このブログならではの、愛媛の楽しみ方をご紹介していきたいと思います。

●お遍路さんで四国巡礼。ニンジニアスタジアム周辺にも多数の札所が
2014年は、弘法大師による四国八十八ヶ所霊場ご開創1200年の年でした。また、2015年には文化庁により日本遺産の最初の18件の一つとして「四国遍路ー回遊型巡礼路と独自の巡礼文化」に選定されています。国内外から数多くの参拝者が訪れる四国巡礼ですが、実はニンジニアスタジアム周辺には多くの札所があります。最も近くにあるのが47番札所、八坂寺。スタジアムからは車で5分ほどでしょうか。八坂寺のすぐそばには46番札所、浄瑠璃寺もあります。少し北へ行くと48番札所、西林寺(写真)があります。

さらに松山市内へ向かうと浄土寺(49番札所)から繁多寺(50番札所)、石手寺(51番札所)と続きます。46番から51番まで、車なら半日もあれば回ることが可能です。中でも石手寺は独特の空間で、特に年末年始や節分などには参拝客が多いお寺。こちらのブログも参考にしてみて下さい。

http://459magazine.jp/journey/9781/

●どこから回ってもOK。納経帳で少しずつ、ご朱印を集めてみては
四国以外の方は「一番札所から回らないといけないのでは?」と思われるかもしれませんが、お遍路はどこから始めても大丈夫。一般的には、一番札所から番号順に巡る「順打ち」ですが八十八番から巡礼する場合は「逆打ち」といい、順打ち3回分のご利益があると言われています。他にも、「通し打ち(すべての霊場を一遍に巡りきること)」、「区切り打ち(区間を区切って巡る)」、「一国参り(一つの県を国として巡ること)」などがありますが、巡り方はそれぞれです。

地元では、四国内を旅する時はついでに八十八ヶ所を回る人も少なくありません。そんな時に地元民が携帯しているのが「納経帳(のうきょうちょう)」。参拝した証として、各お寺の納経所で墨書とご朱印をいただくための帳面ですが、これが参拝の証になります。出かけた先でお寺に立ち寄ってご朱印を集める、というのは四国ならではの文化ですね。納経帳のかわりに「白衣(びゃくえ)」や納経軸(のうきょうじく)にご朱印をいただくお遍路さんもいらっしゃいます。

徳島のホーム、鳴門・大塚スポーツパークやカマタマーレ讃岐のホーム、Pikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場)の近くにも札所はあります。フットボールツーリズムxお遍路、はじめてみませんか?

ニンジニアスタジアム近くの、浄瑠璃寺に行ってきました。
http://hatadera.net/?p=1053

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