アマゾンで、新建築2007年9月号を購入しました。既に完売している雑誌でしたが、中古がみつかり入手することができました。
坂の上の雲ミュージアムは建築中にも見学したことがあり、ふと気になることがあって掲載誌を購入したら、たまたま松山市にある伊丹十三記念館も掲載されていました。愛媛の建築が2作品も掲載されているのは珍しいですね。
で、気になったのは坂の上の雲ミュージアムが番町遺跡の上に建設されたということ。確か池が出てきて設計変更があったような・・・ということを思い出して調べるために購入しました。
結果的に、新建築ではその点には触れられていませんでした。1次調査では17世紀後半の園池跡が検出とありますから、多分記憶に間違いはないと思うのですが。
なぜこんなことが気になったかというと、更地の城山公園(堀之内地区)は公園全域が史跡であり、建築物が建てられないという間違った噂が広まっているのを時々耳にするからです。しかし、史跡は理由になりません。坂の上の雲ミュージアムの他にも、例えばサッカー・ファジアーノ岡山のホームスタジアム(シティライトスタジアム:遺跡&スポーツミュージアム)は史跡の上にあります。
現在、城山公園では様々なイベントが開催されています。その度に、設営・撤去が繰り返されています。最近では予想できないような天候の急変など、仮設建設物の安全には今まで以上に注意を払わなければなりません。かつて、愛媛マラソンでは風でゲートがあおられ、負傷者が出る事故もありました。
市民に愛される公園になりつつあるからこそ、その拠点となり、防災上も有効に機能する施設がそろそろ必要なのではないかと思っています。