19日に、愛媛県は土地の取引価格の指標となる2017年度の地価調査の結果を公表しています。詳しくは「地価調査」と検索すると、愛媛県や国土交通省のホームページから詳細を見ることができます。また、地価の推移はこちらも分かりやすいホームページです。
愛媛県全体でみると、住宅地も商業地も下落。下げ止まる気配は見られません。実感もありますよね。皆さんの周囲、少し注意してみてみると空き家の多さに驚くこともあるでしょう。また、松山ではマンションも活況ですが既築の物件では空室も。賃貸物件も空室が多い物件がありますね。
ただ、家や土地を売る方はこの空気に注意してください。「不動産の価値は下落傾向だから…」ということで、この「空気」につられて本来の評価よりも安値で手放している傾向もあります。素人だけではありません。不動産業者も、この「なんとなく」の空気で価格を設定してしまうことがあります。不動産の買い手にとっては、いい環境なのですが。
愛媛でも、比較的価値の下がっていないマンションはあります。新規の戸建て分譲地もしかり。販売業者は安く土地を入れて早く売るために、売れやすいの価格を設定します。わざわざ強気の価格を掲示することはありません。それよりも、安く仕入れることを考えます。
それでも実際に、エリア周囲の地価が10年前から3割下落しているにもかかわらず、10年前と同じ価格で土地を売却している事例もあります。松山ではありませんが、愛媛県内の事例です。学校から近かったり、買い物が便利だったり、本来は高く評価されるべき土地も「空気」につられて下がってしまっています。
売買される方は、不動産業者1社に絞り込まずいろいろな人の意見を聞くこと、そして売り急がないこと。2については事情にもよりますが、じっくり構えることができれば、売り手の希望に近づくこともあるようです。
なんだか最近多い「あなたの土地、高く売れます!」の広告みたいになってしまいましたが笑、みなさん資産を大切に守ってください!